長野県北部の北信州エリアに拠点を置く工務店6社による地域活性化プロジェクト「家ッス!信州」は来年1月、中野市内に期間限定の合同住宅展示場をオープンする。5月22日には事業説明会を同市内で開催した。工務店同士の連携によるシナジーで集客力を高め、厳しさを増す市場で資本力のある全国大手への対抗力を強めると同時に、地場産業を通じた地域活性化の実現を目指す。

事業概要について説明しながら、参加者に対してプロジェクトにかける思いを訴える「家ッス!信州」会長の土屋徹さん(土屋建設)
プロジェクトに参画するのは、土屋建設(中野市)、矢嶋建築(同)、須坂土建工業(須坂市)、村山建設(同)、田中建築(飯綱町)、冨岡建設(小布施町)。各社の年間新築受注は0~10数棟で、6社の合計で40棟程度。それを、合同展示場の運営効果によって1.5倍の60棟にまで伸ばす計画だ。そのためにトータルで年間600組の来場(集客)を目指すという。
説明会には、建材メーカーや専門工事業、建材流通店など住宅産業の企業や自治体、金融機関の各関係者、地元住民ら約300人が参加。事業概要について説明があったほか、6社の代表がプロジェクトにかける思いを訴え、それぞれが計画するモデルハウスのコンセプトを示した。

説明会終了後に、プロジェクトメンバーが会場の参加者全員と記念撮影。地域全体を巻き込んだ地場産業による地域活性化プロジェクトに位置づけて合同展示場を展開する
2期目以降は6社で100棟受注を目標に
合同展示場は、各社が資金を出し合って取得した中野市栗和田の2500㎡余りの敷地に整備。6区画に各社のモデルハウスが建ち、3区画は来場者のための駐車場として活用。1つの区画には来場者を迎える総合窓口として「センターハウス」を設ける。
各モデルハウスは、1年間の期間限定で活用したのちに・・・
この記事は新建ハウジング6月10日号4面(2025年6月10日発行)に掲載しています。
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