住宅金融支援機構(東京都文京区)は5月23日、2025年1~3月および24年度のリバースモーゲージ型住宅ローン「リ・バース60」の利用実績などを公表した。24年度は、申請戸数1484戸(前年度比91.3%)に退位し実績戸数は1297戸(同93.8%)、付保実績金額は207.9億円(同95.4 %)だった。
24年度の申込者の平均年齢は69.5歳で、年収は平均403万円。年金受給者が53.6%と最も多く、次いで会社員(23.0%)が多い。借り入れた資金の使途としては、注文住宅(32.5%)や戸建て住宅のリフォーム(22.9%)が多い。
資金計画は平均所要額3137万円に対し融資額は平均1667万円、月の返済額4.2万円。全体の99.7%がノンリコース型を利用している。
また、25年1~3月は、申請戸数354戸(前年同期比98.6%)、実績戸数は289戸(同82.1%)、実績金額は47.2億万円(同78.1 %)となった。期末の取り扱い金融機関数は88(同0.0%)。今年1月から導入された全期間固定金利タイプは、申請10戸に対し実績は2戸・0.1億円だった。
なお、3月末時点の累計で、申請件数9403戸・申請金額1490億円となった。
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