工務店・住宅業界のDXを提唱してきた筆者なりの視点で、現時点における工務店のDX&AI活用についてまとめてみた。解説する内容・ユースケース(活用シーン)は以下の通り。この記事では、『現場DX』について解説する。
文:三浦祐成・新建ハウジング発行人
住宅DX&AI大全 現場DX
年間10棟未満の工務店の対策
◯ 現場情報共有システムを入れるか迷う規模だが、社長が若い、もしくは若い次世代がいて、見込み客・顧客管理、工程表作成、台帳の作成・共有をExcelや紙で行っていて不便を感じているなら、すぐに導入すべき
◯ この規模だと設計事務所に設計監理を委託している工務店も一定ある。その場合は現場情報共有システムの導入はマスト。「遠隔現場管理」も導入すると、自社・設計事務所とも楽に
◯ 現場情報共有システム上に基本情報、工程表、図面、写真などをアップ、常に最新の情報・バージョンを社内・協力業者と共有し、チャットでやりとりすることで、電話・メールなどでの連絡や工程表・図面の送信などの「作業」的業務、また「言った言わない」トラブルを削減できる
年間10‒30棟の工務店の対策
◯ 現場情報共有システムの導入はマスト。現場監督が不足しているなら/監督を育成中なら/「エリアジャンプ」(受注エリアの広域化・飛び地化)しているなら、遠隔現場管理も導入する
◯ これらによって現場監督の作業的業務・移動時間を減らし、残業削減、ES(従業員満足)・やりがい向上につなげる
◯ さらに・・・・・
続きは「住宅産業大予測2025」P.124〜でお読みいただけます。
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