近い将来の月面での建設を目指し、国土交通省と文部科学省が宇宙無人建設技術開発を進めている。2021年からスタートした「宇宙無人建設革新技術開発推進事業」(宇宙建設革新プロジェクト、事業期間5年)では、2024年度の技術研究開発の実施対象(継続案件)として、無人建設に係る技術など12件を選出した。
これらの技術は、国内の建設事業で培われた無人化施工やICT施工などの建設技術を、月面など宇宙空間での建設活動に応用するもの。さらに宇宙建設技術の開発を進めることで、地上での無人化施工技術の高度化と現場への普及につなげる考え。無人建設(自動化・遠隔化)の他、月面での測量・ボーリング、簡易施設建設、建材製造などの研究が行われている。
清水建設は“畳んで運べる”膜型住居
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