ローン借入限度額踏まえ全棟で長期優良認定

補助金や認定の取得の有無に関わらず、耐久性などを重視した指標（仕様）として広く浸透した「長期優良住宅」（以下、長期）。全棟を長期の仕様としている工務店も少なくない。アーツデザイン（石川県金沢市）も補助金、認定を取得しない場合も含めて以前から長期を標準仕様としてきたが、昨年からは全棟で認定を取得するようにしている。

全棟で長期の認定を取得する理由について同社社長の荒木大輔さんは、最大 13 年間の控除を受けられる住宅ローン減税制度における借入限度額が長期の5000万円に対してZEHが4500万円と差額が大きいなかで、「当社のお客様の住宅が 4000 万円を超えるケースが多くなってきていることへの対応」と説明する。

昨年 11 月に完成した2階リビングが特徴の金沢市内に建つ「犀川を借景とする自然素材の家」も長期の認定を取得。性能面は UA 値が・・・・

この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー6月号（2023年5月30日発行）シン・住宅ビジネスの手引き　建築企画　超入門Q＆A』（P.12～）でご覧ください。