CO2吸着固定で低炭素型の土系舗装・防草材を発売

造園緑化事業のグリーン＆ウォーター（東京都中央区）は、天然素材から作られた土系舗装材・防草材「ZERO カーボ N ソイル」を販売する。

同製品は、海水から抽出される酸化マグネシウム（環強マグネシア）と火山灰シラスを主原料とした天然無機系凝集保水剤、高品質な自然石粉やリサイクル石粉、山砂をプレミックスした低炭素型土系舗装材。CO2を吸着固定する性質を持つ酸化マグネシウムを使用することで、カーボンニュートラルに寄与。また、主原料である固化材（環強マグネシア）と基盤材は、目的生産物の生産時に発生する副産物を再利用しているため、製造時に使用するCO2は極めて少ないとする。

セメントを使用していないため、産業廃棄物が発生せず再利用が可能。透水性と保水性を兼ね備え、ヒートアイランド対策にもなるという。土系材料を使用することで自然な景観を保つことができ、ひび割れも発生しにくい。高強度で耐久年数は10年以上。

同製品は2022年5月に、素材の新たな価値を探るマテリアルアワード「Material Driven Innovation Award2022」にてファイナリスト賞を受賞している。