大東建託と京セラ、ＺＥＨ基準を満たす賃貸集合住宅が静岡県に完成

　大東建託（東京都港区）と京セラ（京都府京都市）は１１月３０日、戸建てのＺＥＨ基準を満たす賃貸集合住宅の第１号を静岡県伊豆市に完成させる。戸建てのＺＥＨ基準を満たす賃貸集合住宅の完成は日本初（１１月２９日時点）という。

　今回完成する賃貸集合住宅（商品名『ルタン』）は、木造２×４の１棟６世帯。屋根形状を招き屋根とすることで太陽光パネルの設置容量を増加させたほか、小屋裏と床下の断熱性能を向上させ、省エネ性能の高い『アルミ樹脂複合サッシ』を採用した。これらの仕様により、各戸でＢＥＬＳにおけるＺＥＨの基準を満たした。

　また、大東建託のオリジナルＺＥＨ賃貸では、低圧一括受電システムを採用する。これによって賃貸住宅全戸分の電気の取りまとめと各戸への供給が可能となり、賃貸住宅オーナーにとっては事業性の向上、入居者にとっては光熱費の削減などのメリットにつながる。

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ＺＥＨ基準を満たす賃貸集合住宅第１号