ＬＩＸＩＬ、熱貫流率０．５５の高性能窓を発表

　ＬＩＸＩＬ（東京都千代田区）は１月２０日、熱貫流率０．５５Ｗ／ｍ^２・Ｋを実現する新しい高性能窓「レガリス」を発表した。４月１日から全国で発売する。

　高性能５層ガラスを採用することで壁並みの断熱性能を実現した。専用の５層ガラスは２ｍｍと１．３ｍｍの特殊な薄板ガラスを組み合わせることで、重量を一般的なトリプルガラス同等以下に抑えた。異なるＬｏｗ－Ｅガラスを組み合わせることで透明性を確保しながら、ガラス単体の熱貫流率も０．３４Ｗ／ｍ^２・Ｋと高い性能を実現した。

　フレーム部分は見付寸法を約１０％細くしたうえで、熱の移動を遮る中空層を障子部分で２つから７つに増やし、窓枠部分でも３つから４つに増やした。全部で１１ある中空層のうち５つに断熱材を充填することで断熱性を確保した。

　
　窓台は同社の既存窓製品「エルスターＸ」や「サーモスＸ」と共通で、躯体掛かり寸法は３６ｍｍ。

　品種は縦すべり出し窓、横すべり出し窓、開き窓、ＦＩＸ窓、テラスドア、勝手口ドア。受注生産。

　製品価格は縦すべり出し窓・アングル無枠の５層ガラス（サイズ：幅６４０ｍｍ高さ１１７０ｍｍ）の場合で税別３５万円。