日本設計ｘ米オートデスク、次世代ＢＩＭの開発で協力

　日本設計（東京都新宿区）はこのほど、米・オートデスク社（カリフォルニア州）と次世代ＢＩＭの構築に向けてパートナーシップを結んだ。

　具体的には、意匠・構造・設備設計の際にオートデスクのＢＩＭアプリケーションを使って定量化・可視化技術を開発。これにより、設計の早い段階で環境負荷の低減や建物の長寿命化の効果をわかりやすく提示できるようにする。
　また、クラウドシステムを活用して、新しい設計の業務フローの開発も行う。さらにオートデスク以外の維持管理やシミュレーションの専門アプリとの連携を図り、建物のライフサイクルを考慮した技術提案にも乗り出す。

　両社の協力により、これまでの意匠的側面の強かったＢＩＭから、意匠・構造・設備設計をすべて同じプラットフォームで実現できる統合的なＢＩＭへと進化させたい考え。

８月２７日、パートナーシップ合意書調印にて。（右）日本設計・千鳥義典社長（左）米オートデスク インク インフォメーション モデリング／プラットフォーム製品担当 アマー・ハンスパル上級副社長