デザイン性の高い輸入建材の供給や設計支援など、全国の工務店のサポート事業を展開するARC style(アークスタイル、静岡県富士市、nattoku住宅グループ)は10月6日、「本物の家創りで日本の住まいを変える!お客様のための家創りを」をテーマに、静岡市内でパートナー総会2025を開催した。
「それぞれが刺激し合い、高め合う1日にしよう」と全国のパートナー工務店から約100人が参加。デザイン・性能に優れる住宅・設計者を表彰する「ジャパン・デザイナーズハウス・アワード2025」の最終審査・表彰式や、営業担当者が個人成績(契約棟数)を競う「TOPコンシェルジュ」の表彰式などを実施した。
デザイン・設計力の向上などを目的に毎年開催している同アワードの今年のテーマは「すべてにおいて理想以上の家創り」。ウェブサイトやSNSによる一般投票を経て最終審査に臨んだ6作品の設計者が会場でプレゼンし、設計コンセプトなどを説明した。プレゼンを受け、会場参加者による最終投票によってプラチナ賞、ゴールド賞、シルバー賞などを選出した。
プラチナ賞にはnattoku住宅の渡瀬友梨さんが設計を手がけた「思い出と好きが詰まったアメリカンビンテージハウス」が輝いた。限られた敷地条件のなかでも、コの字型の中庭によって開放的な空間を創出しつつ、建材から小物の細部にまでこだわって施主夫婦が愛好するアメリカンビンテージのテイストを忠実に再現した点などが高く評価された。
住宅着工の落ち込みや価格高騰、人手不足など工務店の経営を取り巻く環境が厳しさを増す中で、同じ志を持つ仲間(パートナー工務店)が一堂に会し、デザイン・設計力や営業力について競い合いながら、モチベーションを高めるのが総会の狙いだ。参加者は互いの近況や力を入れて取り組んでいることなどについて情報交換しながら、「新たな挑戦」への意欲を高めていた。

総会後には参加者全員で記念撮影。同じ志を持つ仲間同士が互いに刺激を受け合い、学びを共有する中で、「新たな挑戦」への意欲を高める1日となった

ジャパン・デザイナーズハウス・アワード2025でプラチナ賞に輝いた「思い出と好きが詰まったアメリカンビンテージハウス」について設計者の渡瀬友梨さん(nattoku住宅)がプレゼンする様子
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