長野県内の工務店110社で構成する信州木造住宅協会(JBN・全国工務店協会連携団体)は2025年度、協会が定めた基準を満たす住宅を認定する統一ブランド「信州ブランド」の普及を目指す活動を本格化する。4年前にスタートした同ブランド住宅の性能・仕様基準をリニューアルし、「ブランド・リスタート」を掲げて再始動。地域工務店の協働によるブランド住宅の認知度拡大を狙う。

事業発表会には約160人が参加。会員工務店による「信州ブランド」への取り組みの拡大が求められる
6月23日、会員など約160人が参加して松本市内で開いた同協会の事業発表会において、信州ブランドに関する2025年度の事業概要や活動方針が明らかにされた。信州ブランドでは、住宅の耐震性能や断熱性能など5項目において独自の基準を設定[下表]。これらを満たした場合にポイントを付与し、取得ポイントに応じて「☆☆☆(5P)」「☆☆☆☆(6〜8P)」「☆☆☆☆☆(9P以上)」の3段階にランク付けする仕組みを導入する。生活者に対して住宅性能のグレードをわかりやすく伝えるのが狙いだ。
ブランドの体制整備に合わせ、協会本部は会員工務店によるブランド認定住宅への取り組みを後押しする。ブランドロゴ入りの工事用シートを1社あたり最大3枚まで無料配布。施工現場から直接ブランドをアピールする方針だ。

「信州ブランド」のロゴ。ハウスメーカーなどによる量産型の対抗軸として地域工務店による統一ブランドを浸透させる狙いだ
協会ホームページもリニューアルし、イベント情報や施工事例を随時掲載する予定。10月には・・・
この記事は新建ハウジング7月20日号6面(2025年7月20日発行)に掲載しています。
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