ケイアイスター不動産(埼玉県本庄市)は7月1日、2025年度の昇給率が全従業員平均で8%を超える見込みであることを発表した。若手従業員および技術職を中心に10%を超える積極的な賃上げを実施することで、従業員のモチベーション向上と企業競争力強化を目指す。
同社は事業拡大に伴い、2026年4月入社予定の新卒採用人数を過去最高の165人(高卒35人、大卒130人)、2027年4月は195人(高卒35人、大卒160人)とし、採用規模を拡大する方針。高卒採用枠では、社内職人の採用・育成を強化し、住宅業界における生産力の強化を図る。
同社グループでは2023年度から、給与水準の引き上げを目的に「年収2割UPプロジェクト」を実施しており、2025年4月1日に新卒営業職の初任給を6万円引き上げる施策を展開。最大30万円を実現した。
また、キャリア採用も積極的に推進しており、多様な経験やスキルを持つ人材を受け入れることで、組織の成長スピードを加速させるとしている。
同社は、年功序列による評価制度ではなく、スキルや成果、やる気によって給与を高めることを推奨しており、若手の力を最大限に引き出す環境づくりに注力している。従業員が安心して働ける環境づくりを進め、積極的な昇給や採用拡大を通じて、従業員の成長と企業の発展を両立させる人事戦略を推進していく。
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