松尾和也さん流エコハウス設計メソッドを毎月10日号でお届けする本連載。梅雨を前に、多湿化する気候とそれに対応する方法を考えます。
あと1カ月もするとジメジメした梅雨がやってきます。昔に比べて夏が暑くなったことは、皆様が感じていることです。多くの方はそれを「気温の上昇」として捉えていると思います。
湿度については「相対湿度」としては湿度計などで見ることもあるでしょう。しかし、相対湿度は「気温が上がると下がる」性質があるため本質を見誤ってしまいがちです。実際の空気中の水分量は絶対湿度(g/㎥もしくはg/kg)で見る必要があります。
ここで、8月の東京の過去20年の平均気温の推移を調べてみたら[表]のようになりました。
数字だけで見てもわかりにくいので、グラフにしてみると[グラフ1]のようになります。これを見てもそんなに気温が上がっているようには見えないかもしれません。
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しかし、平均するとこのデータから読み取れることは過去20年、1年平均だと0.069℃≒0.07℃ずつ気温が上がってきたことを意味します。
同様に、絶対湿度の推移は・・・
この記事は新建ハウジング5月10日号8面(2025年5月10日発行)に掲載しています。
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