※新建ハウジング紙面から
古民家カフェや古民家レストランなどを改修して営業店舗とする事業は、人気があるものの収益化するのは難しいと言われる。
ところが、NOTE（藤原岳史代表）が兵庫県丹波篠山市を起点に始めた古民家再生ビジネスは現在完成したものだけで全国に24カ所、100棟と広がりを見せ、さらに拡大を続けている。事業のポイントは“なつかしくて あたらしい 日本の暮らしをつくる”ことにあるというが、そこには歴史的価値を持つ古民家再生を全国展開することで各地に残る建物を修復できる技術を継承したいという目的もある。
2015年にオープンした「篠山城下町ホテルNIPPONIA」の「ONAE棟」。360坪の敷地に建つ、明治時代には銀行経営者の住まいとして使われていた延べ床面積462m2の古民家を再生した。フロントとレストラン、客室5室を整備（設計：才本建築事務所、施工：岡田工務店）
兵庫県丹波篠山市を中心に活動しているNOTEは、2009年から同市の農村集落丸山集落で全12世帯のうち空き家だった3世帯をリノベーションし1棟貸しの宿泊施設「集落丸山」として再生する事業をスタートした。集落の住民がNPO団体を設立して・・・・
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。
もっと見る
