高齢者福祉・介護事業に関する調査研究助成事業を公募　全国老施協

公益社団法人全国老人福祉施設協議会（全国老施協、東京都千代田区）はこのほど、大学等の教職員や研究者、研究機関の研究員等による高齢者福祉及び介護事業に関する調査研究を助成する2020年度「調査研究助成事業」の公募を開始した。（1）「課題研究テーマ」、（2）老人福祉・介護に係る「自由研究テーマ」、（3）「現場実践にかかる調査研究」の3つの区分で助成を行う。募集期間は4月30日まで。

「課題研究テーマ」は、（1）介護現場におけるケアの標準化に関する調査研究、（2）介護予防・認知症予防に関する調査研究、（3）介護現場の生産性向上に資する経営・マネジメントに関する調査研究、の3つを募集する。「自由研究テーマ」は、「課題研究テーマ」の（1）以外の高齢者福祉及び介護に関する調査研究であれば応募可能。「現場実践に係る調査研究」は、「課題研究テーマ」に関連する事柄で、同会の会員施設・事業所（もしくは法人）であことが必要となる。

「課題研究テーマ」は2事業の採択を予定する。助成金額の上限は1事業あたり500万円。原則として2年間の調査研究となる。「自由研究テーマ」と「現場実践にかかる調査研究」は、助成金額が1事業あたり100万円以内。5事業の採択を予定する。1年間の調査研究となる。