ネクストハウス、「ｉＰａｄ接客」導入　メニュー選択型で効率化

　ネクストイノベーション（東京都新宿区）が展開するフランチャイズネットワーク「ネクストハウス」は、住宅営業の接客力を強化する「ｉＰａｄ接客」の運用を開始した。７月２５日から同システムを活用している。

　「ｉＰａｄ接客」は、顧客側が知りたいことと接客側が伝えたいことを項目別に選択でき、双方に無駄のない接客環境を提供するメニュー型の接客ツール。来場アンケートだけではわからない、建築の本気度や住宅購入時に不安に思っていることなどを把握でき、顧客属性をしっかりつかんだうえでのニーズに合った接客が可能になるという。営業パーソンの知識不足や対話力・表現力の不足、情報収集力をカバーできるとともに、接客力や説明力を項目別に分けてウィークポイントを強化できるシステムとする。

　ネクストハウスの商品に完全準拠したツール・コンテンツ内蔵のため、ネットワーク加盟企業はすぐに自社の営業に取り入れることができるという。

　同社は今後、同システムを標準仕様化することで、各加盟店の業績を増やすとともに、顧客の家づくりをより楽しく快適なものにしたいとする。また、事例写真集やカタログとしての活用や、接客のデータ化を行うデータベースツールとしてなど、同システムの活用の幅を広げることを検討中とする。