１１月企業倒産、件数減少・負債額増加−帝国データバンク

　帝国データバンクは１１月の全国企業倒産集計を発表した。

　集計によると、今年１１月１日〜３０日までに負債１０００万円以上の法的整理をした企業は１０００件で、３カ月連続の前年同月比減少。負債総額は６９０８億５５００万円と、５カ月ぶりの前月同月比増加となった。

　建設業は「不況型倒産」が９１．２％の高水準。件数は５カ月連続の前年割れで、中国・九州など地方圏を中心に減少が続いている。

　１１月は事業者金融大手の㈱ロプロと、マンション分譲、建築工事の㈱穴吹工務店の大型倒産があり、２件だけで負債全体の５割超を占めた。