阪急阪神不動産(大阪市)、LIXIL(東京都品川区)、慶應義塾大学(東京都港区)は、ZEHマンションにおける室内環境と居住者の快適性・健康を検証する産学共同プロジェクトを開始。170世帯以上を対象とした国内最大級の冬季・夏季の実測を行った。
プロジェクトは、大阪府箕面市と茨木市にまたがる彩都エリア(国際文化公園都市)で実施。
阪急阪神不動産が分譲したZEHマンションと非ZEHマンションにおいて、冬季約170世帯、夏季約130世帯を対象に、室内の温湿度・表面温度といった環境データと、起床時の血圧、睡眠の質といった居住者のバイタルデータを収集して比較分析する。
3者の役割としては、阪急阪神不動産が協力してくれる居住者の調整を、LIXILが温熱環境シミュレーションと分析の協力を、慶應義塾大学が実測調査の企画、収集データの整理・分析を担う。
<調査期間>
冬季:2025年2月1日~2月28日
夏季:2025年8月25日~9月24日
環境データ:室内環境:空気温度(床上0.1m、床上1.1m)、湿度、CO2濃度など
バイタルデータ:起床時血圧、睡眠の質など
<ZEH住戸の断熱仕様>
壁:ALCパネル厚さ100mm 吹付硬質ウレタンフォーム30mm(U値:0.64W/m2・K)
窓:アルミ樹脂複合サッシ+Low-E複層ガラスA12(Uw値:2.59W/m2・K)
<非ZEH代表住戸の断熱仕様>
壁:RC厚さ150mm 吹付硬質ウレタンフォーム25mm(U値:0.78W/m2・K)
窓:寝室窓 金属製建具+2層複層ガラスA6(Uw値:4.19W/m2・K)
LD・和室窓 金属製建具+単板ガラス (Uw値:6.26W/m2・K)
実測(速報)の結果、ZEHマンションは非ZEHマンションと比べて冬温かく夏涼しいことを確認した。
今後は、ZEHマンションがもたらす快適性や健康への具体的な効果を検証し、その価値を明確に提示していく。

冬季の代表日(2月20日)における明け方と夜間はZEHマンションの居間室温が非ZEHマンションと比較して高く保たれていた。壁表面温度も1日を通してZEHマンションの方が高く保たれていた

夏季の代表日(9月15日)における居間室温、壁表面温度はともにZEHマンションの方が非ZEHマンションよりも1日を通して低く保たれていた
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