リフォーム一括見積もりサービス「リフォームガイド」を運営するあなぶきデジタルサービス(東京都渋谷区)が、中古戸建てを購入してリフォームを実施した226人を対象に実態調査を行った。結果から、「中古戸建て購入+リフォーム」はコストバランスの取れた住まいの選択肢として選ばれていることがわかった。
築年数は「築10年以上〜40年未満」が約7割を占めた。最も多いのは築20年以上30年未満で27.4%、次いで築30年以上40年未満が25.7%となった。新築より価格を抑えつつ、過度な修繕費が不要な“バランスの良い築年帯”が選ばれている傾向が見られた。

物件購入費は「2000万円未満」が46.5%で最多。次いで、2000万〜3000万円未満」が22.6%だった。

リフォーム費用は、300万円未満が43%で最多となった。800万円未満までが全体の約8割を占めている。優先順位の高い箇所に絞り、費用を抑える傾向が強かった。

実施したリフォーム箇所では、水回り(キッチン・浴室・洗面・トイレ)、内装(壁・床など)が中心で、多くの人が生活の質に直結する部分を優先した。また、外壁・屋根をリフォームした人も約56%と多く、雨漏り・断熱性など住宅性能の維持のために必要な工事が選ばれていた。

新築ではなく「中古+リフォーム」を選んだ理由は、新築が高くて予算オーバー(46.5%)、条件に合う中古物件に出会えた(38.5%)、希望エリアに新築がなかった(29.2%)が上位となった。価格高騰が続く新築市場の影響が大きく、中古+リフォームを「現実的な選択肢」として捉える人が増えていることがわかる。

「中古+リフォーム」の満足度では、約9割が「満足」と回答。特に「もともと新築を検討していた層」の満足度が高い。理由としては、物件価格を抑えた分、設備や内装のグレードアップが可能になった間取りやデザインを自由にカスタマイズできた、など理想の住まいに近づけた点が挙げられる。
資金調達については、約6割が「中古購入+リフォームに住宅ローンを利用した」と回答。同調査では、「2026年度の税制改正により、省エネ性能の高い住宅向け減税が拡充される予定。中古+リフォームを後押しする制度環境が整いつつある」と指摘している。
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