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AIによる社会の変化は近年、ますます速度が上がり、その変わりようも激しいものになっている。そんな現状に戸惑う工務店を支援しているのが、株式会社SHO-SANだ。代表の高谷一起さんは、実践的で業務に直結するAI活用を提唱している。いま工務店は何を知っておかなければならないのか。AI活用の最前線からのメッセージを聞いた。

株式会社SHO-SAN
代表取締役社長
高谷 一起さん
「AI」という言葉はよく耳にするようになったけれども、それが自社の経営にどう役立つのか、よくわからない…。そのような疑問と不安を持つ工務店経営者の声をよく耳にする。
株式会社SHO-SANの高谷一起さんの答えはシンプルだ。「まずはAIに触れること」。
SHO-SANは、マーケティング支援事業などを通して工務店経営のサポートをする企業だ。SNSの運用代行など集客に関わる業務にAIを取り入れたところ、急激に効率化が進み、成果の質も向上したという。「いまや一般のユーザーも情報収集の手段にChatGPTを使う時代です。工務店側もAIを使った発信をしていかないと、見込み客と出会うことすら難しい」と高谷さん。
AI入門の第一歩は
活用事例のインプット
そこでAI初心者の工務店のためにSHO-SANが用意したのが、Eラーニングツール「Build AI Academy」だ。AIに関する基礎知識や応用事例などに関する50本以上の学習動画を通して「AIの使い方」をレクチャー。定期的に勉強会などを実施し、最新の事例や情報なども提供する。
AIについて学ぼうとするとき、多くの教材は技術面に終始するなど専門的すぎて、実務に生かせるようになるまで、相当な時間と段階が必要になる。その点、「Build AI Academy」は住宅業界の実務に特化した内容なので、AIが集客や営業、設計などにどのように活用できるか具体的に把握できる。
「社員全員に動画の視聴を義務付けなくても、興味のある数人が見て理解してくれればいい。その人たちをキーマンにして、AI推進の担当にすると、効率よく導入できます」(高谷さん)。

AIがもたらす変革の波。
乗りこなせば急成長も
「AIは、メール、資料、企画書の作成、SNS投稿の代行、決算書の分析、書類のレビューなど、業務のあらゆる場面で活用できます」と高谷さん。社会のさまざまな業界でAIによる効率化が取り入れられ、変革が進んでいる。
「AI革命は産業革命に匹敵するほどのインパクトを社会にもたらしています。住宅業界でも従来の枠組みやルールが一気に切り替わり、ゲームチェンジが発生している。その渦の真っただ中に私たちがいるんです」(高谷さん)。過去のセオリーやビジネスモデルが通用しなくなる一方で、適切に変革の波に乗ることで小さな会社でも急速に成長する可能性がある。
「そのうちAIを活用して、5人で50棟を売る会社や、1軒980万円で建てる会社も出てくるかもしれません。これまでの常識をはるかに超える工務店が絶対に出てきます」(高谷さん)。

ベテランこそAI活用を。
経験の継承も可能
住宅業界では、人手不足、社員や職人の高齢化などが慢性的な課題となっている。「AIは若手だけのものではない。ベテランこそAIを使うべき」が高谷さんの持論だ。「ベテランの持つ、これまでの膨大な経験をAIに読み込ませることで、質の高いアウトプットが期待できます。若手がAIを通じてその知見に触れることで、経験の継承も可能になる。足りない人材も補強できる。人手不足で悩んでいるなら、AIを使ったほうがいい」(高谷さん)。
その一方でもちろん「AIを使わない」という選択肢があってもいい。規格化された間取りや最適化されたデザインよりも、建て主のこだわりや職人の味わい深い手作業のなせる技も、また魅力的な価値を生む場合も珍しくない。「そうした人間味あふれる方向性もまた地場の工務店が得意とするものであるはず。ただ、そのためにもAIでできること、できないことをきちんと理解したうえで戦略を練る必要がある。私たちは、そうした経営判断を適切に下すためのお手伝いをしたい」(高谷さん)。
社会の仕組みがAIで変革している以上、工務店経営もまたAIを視野に入れて変わっていく必要がある。「工務店経営会議2025」の3日目、11月21日に行われるトークセッション「AI革命到来!使う工務店と使わない工務店の未来は…」では、高谷さんも登壇。工務店のAI活用事例をふんだんに紹介しながら、実践的なノウハウを語る予定だ。より具体的なAI最新情報を得る絶好の機会といえる。ぜひ参加をおすすめしたい。

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AI革命到来!使う工務店と使わない工務店の未来は…~変革の波に乗って次の成長をつかむ実践ノウハウと最新事例~
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