杜設計(宮城県仙台市)は、宮城県木材協同組合が主催する第26回みやぎ木造住宅コンクールで最優秀賞を受賞した。地元の木材を使いたいという顧客の要望に応え、南三陸町で産出する「南三陸杉」を多用。加えて、県内屈指の花火大会が望める立地を生かし、あらゆる場所から花火が眺められる開放的なプランなどが評価された。

受賞作「地産地消でつくる港町の家」外観
リビングには、顧客が自ら山に赴いて伐採した木材を使用。また薪ストーブ周辺には、仙台市秋保地域で取れる「秋保石」を使うなど、木材以外でも地元の素材を取り入れている。
設計上は、リビングからテラスにつながる大開口を設け、庭との一体感を演出。審査員からも「この街の四季とイベントを積極的に愉しめる空間構成」として、高い評価を得ている。

顧客自ら伐採した木材と地元の石材を使ったリビング

リビングからテラスを見る
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