ARCHITREND ZERO、最新版はリノベ・省エネ機能を強化

福井コンピュータアーキテクト（福井県坂井市）は、3D建築CADシステムの最新版「ARCHITREND ZERO Ver.10」を10月18日に発売する。

今後のリノベーション需要を想定して、新規オプションソフト「リノベーション」をリリース。現況図・計画図の作成や耐震診断（一般診断法）などのリノベ専用機能を搭載しており、現地調査から現況図・計画図・パースの作成、耐震診断まで、データをシームレスに連携させてリノベ業務を省力化する。

リノベーションオプション。現況図・計画図からシームレスに連動。現況診断、補強計画、補強診断、診断書作成にかかる手間を削減する

現況図と計画図を自動比較して図面間の相違部分を確認できる

さらに、9月25日に公開するiPad/iPhone向けの現況調査アプリ「りのべっち」の図面・写真データをクラウド経由で取り込んでリノベ設計をスムーズに行うことができる。

また、「ARCHITREND 省エネナビ」は、施主向けのプレゼン機能を大幅に強化した。初期プラン段階でもコスト比較シミュレーションが可能で、省エネ説明時に有効な提案書の作成や、計算書の出力をスピーディに行うことができる。

「アーキトレンド省エネナビ」。省エネのコスト比較シミュレーションがワンタッチで可能に

フォトリアルなCG作成を行う「ARCHITREND V-style」ではパース操作のフローを見直し、パースモニタからの直接起動や明るさの自動調整、陰影・凹凸表現の拡張などがより短時間かつ手軽にできるようになった。

「アーキトレンドV-style」。太陽光・部品光源の陰影の柔らかさ調整機能を追加した

このほか、利用者の声を反映して、ファミリークローゼットやシューズクロークなどの収納設計の強化、エクステリア表現の改善、図面印刷の図枠登録面数の拡張（500面）などを行っている。

税別価格は、ZERO基本90万円～（平面図、天井伏図、屋根伏図、配置図、立面図、ARCHITREND Manager）、リノベーション（オプション）25万円。