
2月10日号1面
YouTubeなどで専門家が発信する情報から、家づくりを学ぶ生活者が増えている。
そんな中、YouTubeチャンネルを通じて主に住宅の構造について、生活者・プロを問わずに情報発信するM’s 構造設計(神奈川県横浜市)社長で「構造塾」塾長の佐藤実さんは、家づくりについて“プロ化”する生活者が増える一方で、「理想の工務店選び」が、新たな悩みになっていると指摘する。
そうした状況を踏まえて構造塾では、全国の工務店や設計事務所を、地域ごとにリスト化した「家づくり応援・業者マップ」を公開。
構造や断熱のレベルを星の数で表示し、優良な工務店・設計事務所の存在を見える化することに取り組む。
家づくりの「ものさし=指標」を客観的な立場から提示しながら、生活者の適切な選択をサポートし、最終的なゴールとしては耐震性や断熱性などを備えた良質な住宅をつくる工務店が、より多くの生活者に選ばれる環境の実現を目指す。
工務店は、こうした専門家による情報発信の影響力やプロ化していく生活者の存在を意識しながら、家づくりを展開していくことが求められる時代になりつつある。

「各社の性能レベルはわれわれ専門家でも判断しづらい。構造・断熱性を統一の指標で明確にし、生活者の選択肢を増やす」(M’s 構造設計社長「構造塾」塾長佐藤実 さん)
構造・断熱は共通の指標で表示
自己エントリー制、全国1000社掲載めざす
構造塾の「家づくり応援・業者マップ」は、全国を8地域に分け、さらに都道府県ごとに工務店・設計事務所の一覧を表示する。所在地や対応エリアに加え、性能(構造、断熱)のレベル、所属団体、在籍する有資格者、自社PRなどを掲載。各社のウェブサイトへのリンクも張っている。2月2日時点で、421社が掲載されている。
M’s構造設計社長で構造塾塾長の佐藤実さんは昨年5月・・・・
⇒ 続きは、最新号『新建ハウジング紙面 2月10日号』に掲載しています。
※下記オレンジ色の試読バナーよりお申し込みいただくと、すぐに電子媒体で続きをお読みいただけます。
【新建ハウジング2月10日号 その他の記事】
<3面> コミュニティマーケティング/工務店が地域コミュニティをつくる
<4面> 災害対応/都市部で有効な2階建ての応急仮設住宅検討
<5面> 地域材活用/県産ヒノキのプレハブ小屋がコロナ対策で活躍
<11面> 連載/エコハウス設計メソッド「天窓のリスク」
新建ハウジングとは
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。