中古・リノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」を運営するツクルバ(東京都渋谷区)は、首都圏在住の25〜45歳の男女を対象に「理想の暮らしと住まい選び」に関する意識調査を実施した。理想の住まいについては自由な空間づくりを重視する声が多い。一方、実際の住まい選びでは価格や立地といった現実的条件を優先し、カスタマイズは「ちょうどいい」水準に落ち着く傾向が明らかになった。


調査は、「単身者」、「カップル・未就学児がいる世帯」、「小学生以上の子どもがいるファミリー世帯」の三つの区分で計1017人を対象に実施。居住形態別では、単身者の約8割が賃貸に住むのに対し、小学生以上の子どもがいるファミリー世帯では約8割が持ち家となっている。ただ、持ち家世帯の約3割が現在の住まいに不満を感じていると回答。「持ち家だから満足度が高い」というわけではないことが分かった。

持ち家で不満がある人の課題は、「住宅ローンの支払い負担」(31.6%)に次いで、「間取りや仕様が画一的」(26.5%)が多い。賃貸物件に住み、不満があると回答した人の声では、「家賃を払い続けても資産にならない」が51.9%で最多。以下、初期費用や「更新料」(38.1%)、「退去時費用が発生すること」(34.9%)など、費用に関することを主な不満として抱えていることがわかった。
理想の住まい像については、すべての区分で「自分らしい空間にできること」が上位に挙がり、全面的に好みに合わせた空間づくりを思い描く人が多い。一方、現実的に住宅を選ぶ際に重視する条件では、世帯構成を問わず「価格」と「立地の利便性」が最優先だった。理想としては空間づくりへの関心が高いものの、実際の選択局面では経済性や生活利便性を踏まえ、判断していることが分かる。
ツクルバは、現代の住まいにおいて求められる条件について言及。「価格」や「立地」といった現実的な制約をクリアしながらも、住み手のライフスタイルや価値観を反映できる「自分に合った空間」であるとまとめている。
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