大建工業(大阪市)は、エコ基材を用いた高耐久なWPC床材「ジオラスタンダード」を6月23日に発売する。
同社は2021年、環境課題への長期的な取り組み姿勢や方針を定めた「DAIKEN地球環境ビジョン2050」を策定し、持続可能な木材調達を進めてきた。
主要な床材から順次エコ基材に切り替えており、すでに戸建て用の一般床材の大半は独自の環境配慮型床用基材「Eハードベース」を使用している。
「Eハードベース」とは、平滑性・耐水性を持たせた特殊MDFに、植林木や適正に管理された森林の木材が原料の合板を張り合わせたもの。製材時に出る端材などからつくるMDFと、持続可能な木材からつくる合板で構成されるため、環境に配慮したエコな基材と言える。
一方、これまで、高い表面強度と耐久性、天然木の風合いを両立させたWPC床材には、ラワン合板+特殊強化層による床用基材「Wハードベース」を使用してきたが、性能が担保できるものについては順次、よりエコな「Eハードベース」に置き換える。
今回の新製品にも、2.8mm厚の特殊MDF+エコ合板による「Eハードベース」を採用。
同日発売予定の内装建材シリーズ「イエリア」の建具とコーディネートできる5色をラインアップした。艶消し仕上げによる滑らかな肌触りも特徴となっている。
12×303×1818mm。
4万円/梱(税別、6枚[3.3平米]入り)。
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