12月10日号1面
エコワークス（福岡県福岡市）はこのほど、熊本県内で木造の保育園を建設し、同県内初の『ZEB』（ネット・ゼロ・エネルギー・ビル）の認証を取得した。
住宅で培った断熱や省エネ化のノウハウを、施設の設計にも応用し、設計一次エネルギー消費量削減率116％を達成した。
地域材も積極的に活用し、森林の健全な育成や林業振興などにも配慮。
経営や事業にひもづけてSDGs（持続可能な開発目標）を推進する同社は、同保育園を、利用者の健康や省エネ、地域の環境保全や経済活性化に寄与する“環境建築”と位置付ける。
社長の小山貴史さんは「地域のZEBを担うのは地域の工務店であるべき」とし、ZEHだけではなくZEBも、設計・提案力の強化を図る。
エコワークスが設計・施工を手掛け、熊本県内で初めて『ZEB』認証を取得した木造保育園「NPO法人こどもサポート・みんなのおうち」内観。内装には同社の住宅と同様、無垢材など自然素材を多用
木造保育園で熊本県初の『ZEB』認証取得
非住宅分野進出へのキーワードに
エコワークス（福岡県福岡市）の設計・施工によりこのほど竣工した木造保育園「NPO法人こどもサポート・みんなのおうち」は、熊本県内では初めて『ZEB』の認証を取得した事例となった。同社にとってZEBは、福岡オフィス（改修）に次ぐ2つ目の事例となる。11月23日には内覧会を開催し、行政関係者や設計事務所、OB顧客など約40人が集まった。
受注のきっかけとなったのは、運営法人の理事長が同社の住宅のOB顧客だったこと。自宅がとても快適なので、保育園に通う子どもたちにも快適な空間で過ごしてほしいと、同社に園舎新築の相談を持ち掛けた。
社長の小山貴史さんは、ZEB化にかかるコストと予算が折り合えばZEBにすることを当初から提案。性能を試算してみたところ・・・・
⇒ 続きは、最新号『新建ハウジング紙面 12月10日号』に掲載しています
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