住宅・店舗の設計施工を手がけるTSUDA CONSTRUCTION COMPANY(大阪市)は5月、施主主体のリノベーションの疑問・悩みに応じる相談サービス「教えて!リノベ相談室」を開始する。
同社は2024年、施主が主体となってリノベーションのDIY工事を進めるハーフビルド支援サービス「教えて!工務店」を開始した。
施主がリノベにおけるプロの知識・技術を習得するための手助けをし、それを事業化することで、工務店にとっては職人不足を補完しながら新たな収益源確保が、施主にとっては建築費を抑えてリノベができるメリットがある。
初年度は通常工事に対する施主主体工事受注額の割合は3%だったが、2年目となる今年度は案件数ベースで前年比約4倍の伸びを見込んでいるという。
この「教えて!工務店」を始めてから、まずは相談してみたいというニーズがあることを把握した同社は、相談に特化した「教えて!リノベ相談室」を開設。
リノベを検討する個人住宅オーナー、賃貸オーナー、店舗オーナーを対象に、リノベのプロの視点で相談に応じるサービスを提供する。
内容は、10分程度の電話無料相談、オンラインまたは対面による有料相談(60分2万円、返金保証あり)、有料相談後にアドバイス内容と要点をまとめたレポート提出。
この時点では設計施工の直接支援は行わず、施工支援を希望する場合には別途「教えて!工務店」サービスを案内する。
また同社では、「教えて!工務店」や「教えて!リノベ相談室」をFC展開する「トコクラフト事業」も運営。
“プロの技術をシェアする”をテーマに、DIYスペースのレンタル、電動工具講習、ワークショップイベントなどを実施するノウハウを提供している。
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