工務店が地域コミュニティをつくる　生活者と専門家を結ぶサービスを展開 -四方継 ［兵庫県神戸市］

※新建ハウジング紙面から

昨年、すみれ建築工房から社名を変更した四方継（兵庫県神戸市）は、「地域の縁をつなぎ地域経済を活性化するコミュニティ・ものづくり企業」を標榜し、住宅事業にとどまらないサービスを提供しながら、自社を中心とする地域コミュニティの形成に力を注ぐ。
地域の人的ネットワークを構築する事業部「つない堂」を新設し、地域で活動する各分野の専門家紹介や、OB顧客向けにはアフターメンテナンスなどのサービスを展開する。ニーズが発生する前から生活者との関係性をつくっておくことで、競合を回避しながら、受注率向上につなげる戦略だ。

つない堂担当者の尾上美紀子さん（左）と代表取締役CEOの高橋剛志さん

 
LINEで地域のプロを紹介

つない堂は事業部の名称であると同時に、会員登録制のサービスの名称でもある。
“堂”は、神戸地区の方言で「～している」を意味する「とう」から。
住宅のOB顧客は自動的に会員として登録される。
LINE公式アカウントの友だち追加でも登録が可能。月額1000円の有料会員もあり、LINE会員には160人、有料会員は10人前後が登録している。

メインのサービスとなるのが・・・