アイチューザー(東京都品川区)は、東京都と提携し、首都圏の住民を対象に再生可能エネルギーを中心とした電力への割安な切り替えを促す事業を開始する。同社は運営事業者として、東京都が目指す再エネの普及促進を支援していく。
事業名は「再生可能エネルギーグループ購入促進モデル事業」。同社が、再エネ電力への切り替え希望者と、再エネを中心とした電力を提供する小売電気事業者を募る。多くの参加者により購買力を高め、適正な基準に基づき選ばれた小売電気事業者のうち、入札で最安値を提示した業者を選定する。4人世帯の一般的なケースでは、切り替えにより家計の電気代を年間約1万円節約できるという。
東京都は、2050年までに二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする計画を打ち出している。都内の再エネ電力利用の割合を2020年に約15%、2030年に約30%に高めることを目標とし、住民の再エネ利用を促進している。
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