ノーリツ(神戸市)は、コンタクトセンターでの修理受け付け業務に伊藤忠テクノソリューションズ(東京都千代田区)が提供する、AIを使用した自動音声対応ソリューション「CTC-AICON」を導入した。9月から同システムによる運用を開始する。
今回のシステムは、修理受け付けの業務をAIで自動化するもので、音声認識で「声」をテキスト化し、自然言語分類を使用して文脈や意味を解釈して、故障の原因や対処策を特定する。会話形式のヒアリングで、訪問修理が必要と判断すれば、対象の製品名や訪問先住所、電話番号などの登録までを自動で行う。また、詳細なヒアリングが必要な場合など、内容や状況にあわせて、自動応答とオペレーターによる対応を適切に配分することで、応対の迅速化と品質の向上につなげる。システム運用により、修理受け付けの約10%(年間6万件程度)の自動化を見込んでいる。
ノーリツの修理受付業務の自動化イメージ
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。