アイカ工業(名古屋市)は、東北への玄関口となる配送拠点「福島デポ」を新たに設置した。運営は勅使川原産業(愛知県あま市)に委託し、8月22日配達分から運用を開始する。
同社福島工場の敷地内に建材配送のデポ(配送所)として新設。物流協力会社の勅使川原産業に敷地の一部を賃貸し、一般貨物運送事業所として営業所を開設する。同社以外の荷主企業の貨物を含めた物流拠点や工場遊休地の有効活用につなげる。
同デポは、東北方面への玄関口として夜間や早朝の長距離幹線輸送車両の積み替えなどクロスドッキング拠点とする。これまで宇都宮デポ(栃木県)で行っていた福島県中通り地区への配送を福島デポに移管し、空車回送削減や走行距離短縮、乗務員の労働時間短縮を図る。配車の効率化により、働き方改革に貢献するほか、いわき市などの浜通り方面や会津方面への広域配送を計画するなど、配送エリアの拡大やサービス機能を強化し多様なニーズに対応していく。
福島デポ外観
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