スマートフォンやタブレットで建設現場のデジタル化に取り組むFINALCAD(フランス・パリ)は12月13日、、Draper Esprit、Cathay InnovationおよびSalesforce VenturesのサポートによりシリーズCラウンド総額4000万ドル(約46億円)の資金調達を完了した。今回の新たな投資により、資金調達総額は6300万 ドル(約72億円)になった。ヨーロッパとアジア市場の事業を加速する。
同社は、建設会社がスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を活用して業務効率を向上させるためのツールなどを提供している。全ての関係者がアプリで情報を共有し、多様なワークフローで協力的に作業を進めていくことを可能にするもので、単なるコミュニケーションツールではなく、必要な図面やBIMの情報をすぐに確認でき、タスクや進捗管理・不具合管理・安全管理などにも活用できる。収集されたデータに基づいた分析レポートを提供しており、作業改善や不具合の事前予測など、企業レベルでの生産性や品質の改善の取り組みに活用することも可能という。
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