飯田グループホールディングス(東京都武蔵野市)はこのほど、新たに戸建て賃貸事業を開始したと発表した。
近年の消費者物価の上昇は、実質賃金の低下と住宅ローン金利上昇の可能性を含むなど、マイホーム購入にネガティブな影響を与えているとし、同社は、戸建て住宅のニーズに新築購入以外の選択肢を提供するため、戸建て賃貸事業の本格展開を開始。高品質な賃貸戸建て住宅によって、同社の顧客層の拡大だけでなく、戸建て住宅市場の拡大にも寄与するとしている。
同社は、4月にグループ6社と信託受益権売買契約を締結し、46棟の物件を取得。6月にSPC(合同会社)を設立し、運用を開始する予定。初年度は最大で160億円規模の物件を取得、1年後には第1号の私募ファンドを組成する計画となっている。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。