クラスコ、テレワーク増で可動棚付き賃貸拡大へ

クラスコ（石川県金沢市）は、新型コロナウイルス感染対策のためのテレワークの拡大に合わせ、石川県内における、可動棚備え付け賃貸物件「SHELFREE（シェルフリー）」の施工数を拡大する。

「SHELFREE」は、賃貸物件に大きな可動棚を設置し、入居者が自らのライフスタイルに合わせて棚を組み替えられるようにした居室。床から天井まで壁一面に広く設置されたメインフレームに、付属のパネルを組み合わせて棚をカスタマイズできる。付属する板は、無垢のパイン材を使用した「スタンダードパネル」11枚、ハンガーパイプつきで洋服などをかけられる「ハンガーパネル」3枚、奥行きが広くデスクとして使用できる「デスクパネル」1枚で構成。デスクパネルを使って在宅勤務用の作業スペースや書斎を作ったり、ハンガーパネルでクローゼットを設けるなど、組み合わせのパターンは全部で40万5504通りに上る。

同社では現在、549室の施工を受注しており、そのうち84室が施工済み。今後は2020年中に1000室の受託を目指す。