大日本印刷(DNP、東京都新宿区)XRコミュニケーション事業はこのほど、住宅用プレゼンテーションソフトのデータを最短15秒で高精細なVRに変換し、Webブラウザでアクセスできるサービス「DNPバーチャルエクスペリエンス VRプレゼンゲートウェイ メタバース版」に新機能を追加した刷新版をリリースした。
刷新版では、クラウド側の起動時間を短縮することで起動を高速化したほか、マルチデバイスに最適化したインターフェースに改良。ウォークスルー画面上にバーチャルコントローラーを表示し、より簡単に操作できるVRシステムにした。また、視点の切り替えを「1階/2階」の階高選択可能で、ウォークスルー中でも画像保存や視野角調整ができる。
生活者の家選びにおける納得感と満足度向上に貢献するとともに、打ち合わせ時間の短縮や業務効率化、成約率向上などに寄与し、営業活動のDX支援を加速するとしている。

より使いやすくなったVRプレゼンゲートウェイ メタバース版の新機能
「DNPバーチャルエクスペリエンス VRプレゼンゲートウェイ メタバース版」は、短時間で住宅プランのデータをVRに変換できるため、中低規模物件でも初期からVR提案が可能。専門知識がなくてもVRへの変換・操作ができ、業務負荷の分散につながる。Webブラウザで閲覧できるため導入が容易で、施主は自宅でVRの閲覧・プラン確認が可能なため、打ち合わせ回数を削減できる。
同社は今後、「VRプレゼンゲートウェイ」をリフォーム会社やハウスメーカー、工務店等に、住宅販売や空間提案用のDXツールとして提供していく。また、リアルとバーチャル空間の融合によって体験価値を拡大する「XRコミュニケーション事業」を展開する一環として、メタバース関連の多様なサービスと「VRプレゼンゲートウェイ」を連動し、機能拡張などを進めるとしている。
■関連記事
DNP、「VRインテリアシミュレーター」に色柄検討機能
【VR・AR活用】スキマ時間にスマホで効率よく家づくり
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。