扇建築工房(静岡県浜松市、佐藤友也代表)は、20〜60代の家づくり経験者330人を対象に、「住まいの選択」に関するインターネット調査を実施した。
まず、注文住宅とリノベーションどちらを選択したかという設問では、「注文住宅の建築」が83.6%、「リノベーション」が16.4%という結果に。
リノベではなく注文住宅を選んだ理由としては、「自由な設計で理想の住まいを実現したかったから」(54.0%)、「土地から選んで最適な環境下で一から住まいづくりをしたかったから」(39.9%)、「耐震性や耐久性を最優先にしたかったから」(26.8%)の順に多かった。
一方、リノベを選択した人にその理由を聞くと、「建築コストを抑えたかったから」(38.9%)、「建物全体の間取りや性能を一新することで十分満足できると考えたから」(29.6%)、「リノベーションでも長期的な視点で修繕計画が立てられると考えたから」(27.8%)が上位にきた。
家づくりに際して、設計から施工まで一貫して対応できる建築士に相談した人の割合は42.7%で、その75.9%が現在の住まいに満足していると回答した。
設計から施工まで一貫して対応できる建築士に相談しなかったと答えた人のうち、現在の住まいに満足している人の割合は55.0%だった。
現在の住まいに満足していない人にその理由を聞くと(複数選択可)、「耐震性や断熱性などの建物性能に不安があるから」と「使い勝手や機能面で日常生活にストレスを感じるから」がどちらも60.0%で1位、「ライフスタイルの変化に対応できる構造ではないから」が44.0%で2位にきた。
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