グループ化でマルチブランド戦略展開　設計機能を集約し、コンペ方式でレベル底上げ -KHCグループ ［兵庫県明石市］

※新建ハウジング紙面から

兵庫県播磨地域を軸に住宅事業を展開するKHCグループは、勝美住宅（明石市、渡辺喜夫社長）を中心とするグループ企業5社で、地域のあらゆる顧客層や多様化するニーズに応えるためのマルチブランド戦略を展開している。

社内設計コンペによって、設計者と建設するモデルハウスのプランが決まる。新卒か
らベテランまで全設計者が応募可能だ。左から２番目は渡辺喜夫社長

設計や現場管理などについては、クリエイティブ部門に位置づけるグループ会社のLabo（ラボ、同市）に集約、同社には50人以上の設計士が所属する。多様性のある商品展開を狙い、3年ほど前から「移動式展示場（モデルハウス）」の設計担当を決める社内設計コンペを実施している。

KHCグループは、勝美住宅、Laboのほか、住宅の横綱大和建設、明石住建、パル建設で構成する。グループ全体で年間350棟を超える新築を手掛け、グループ化していることにより・・・・