新型コロナ影響「既にマイナス」が6割超で過去最高　「今後マイナス」は減少へ

帝国データバンク（東京都港区）は6月1日、「新型コロナウイルス感染症に対する企業の意識調査」（調査期間＝5月18日～31日、有効回答企業数＝1万1979社）の結果を発表した。「TDB景気動向調査」（2020年5月調査）とともに行ったもの。

新型コロナによる自社の業績への影響について、『マイナスの影響がある』と見込む企業は86.1％となり、前回調査（88.8％）から2.7ポイント減少した。内訳は、「既にマイナスの影響がある」が62.8％、「今後マイナスの影響がある」が23.3％。

『マイナスの影響がある』を月次でみると、4月調査でピークに達し、今回調査では調査開始以降初めて減少に転じた。ただ、「既にマイナスの影響がある」については依然として増加傾向にあり、今回調査では過去最高の6割超となった。

そのほか、『影響はない』とする企業は6.5％、『プラスの影響がある』（「既にプラスの影響がある」と「今後プラスの影響がある」の合計）と見込む企業は2.8％となった。