この合宿であなたに伴走するのは、現場で鍛えたシンケンスタッフたちです。彼らが大切にする視点、判断の順番、目指す理想像を言語化しました。シンケンの“組織力の強さ”の源泉に触れてください。
営業・プランナー
菊地 晃平さん
① ご自身の役割
「建築を語れるスタッフがお客様の前に立って住まいづくりを先導していく」という考えのもと、プランナーと営業の二つの役割を担っています。
まずプランナーとしては、各土地の個性(広さ・周辺環境・都市/郊外)を読み解き、土地から導かれる根拠と住まい手の特性を重ねたプランを描いています。
次に営業としては、その根拠をもとに描いたプランを「暮らしの情景」に翻訳し、楽しくプレゼンします。暮らしのシーンを思い浮かべていただけるように価値を伝えることが、私の役割です。
② 日頃意識していること/大切にしていること
普段から、目に映るものを設計の根拠に変えることを意識しています。「なぜこの寸法なのか」「なぜこの形なのか」と常に問い、参考になる寸法はその場で計測・記録。気づきはiPadや社内の週三行に記録し、次の提案の「証拠」として使えるようにしています。
こうした日常の根拠の収集が、自分のプラン提案の信ぴょう性を高めると共に、お客様の深い納得につながると考えています。
③ 目指す理想像
性能や数値に配慮しつつ、情緒的価値を設計に織り込むことを心がけています。
窓を大きく開けて四季を感じたり、家族の気配が自然に伝わる動線や目線など、日常生活でふと感じる心地よさをプランに盛り込み、その小さな「仕掛け」が住まい手の暮らしを豊かにしてくれる—— そんな住まいづくりを目指しています。
2025年8月に完成した「我が家の動画」。自身でプランを担当しました。▶https://youtu.be/4isTFzeBJGg
設計室
東村 隆行さん
① ご自身の役割
設計室の責任者をしており、主な業務は積算を担当しています。あわせてBtoBの窓口として各建材メーカー様とのやり取りとともに、提案住宅のコストマネジメントにも携わっています。
② 日頃意識していること/大切にしていること
住まいの価値は必ずしも材料を足すことで高まるとは限りません。無駄をそぎ落とし、本当に必要なものだけで構成された、魅力ある住まいを目指しています。
既製品を組み合わせただけの住まいが増え、街並みがどこか似通っていくことに、つくり手として少し寂しさを感じています。
積算の視点として、「創意工夫によって、住まいの付加価値をどれだけ高められるか」を常に意識しています。そのためには、価格に惑わされず、価値のある素材を見極めたうえで、さらにその組み合わせを自分たちの頭で考え抜くことが大切だと考えています。
時には失敗しながらも試行錯誤を重ね、他が追随できないところまで研き上げていくことで、住まいの価値はさらに高められると考えています。
目指すのは「高級」ではなく「恒久」。いつの時代も変わらない普遍的な価値を大切にしたい。時間の経過とともに味わいが深まり、価値が高まる住まいづくりを心掛けています。
③ 目指す理想像
偏見や常識にとらわれず、本質を見る目を養うことが私のテーマです。
日本の住宅事情に目を向けると、住まいづくりが経済を回す仕組みの一部として加速した結果、つくり手自身も「住まいの本質」を見失いかけているのではないかと感じることがあります。
“人の住まいとはどうあるべきか”を自分自身に問いながら、「豊かな日本の住まい」を文化として根付かせていけたらと考えています。
WITs(大工)
新川 勝利さん
① ご自身の役割
大工組織「シンケンWITs株式会社」の責任者として、組織運営を担っています。
私が掲げる役割は、「職人の可能性を広げ、その価値を高めること」です。
その実現のために、職人として現場に立ちながら、現場管理にも携わり、大工の職域をさらに広げることに取り組んでいます。
入社18年の経験を土台に、日々研鑽を重ねています。
② 日頃意識していること/大切にしていること
職人が減っていく時代の中で、シンケンができることは、次の世代へつながる組織をつくることだと考えています。
それは社会貢献にもつながると捉え、私たちは「若手の職人育成」に力を入れています。
また、「自分たちの仕事が、次の仕事を生むかどうか」という視点も常に意識しています。
大工の仕事は“製造業”ではなく“創造業”です。図面通りにつくるだけではなく、現状に満足せず、創意工夫を楽しみながら、日々現場に向き合っています。
③ 目指す理想像
「木の家をつくる職人の喜びと誇りを取り戻し、皆の人生を楽しく豊かにする」ことです。
設計から受け取った思想をそのまま形にすることはもちろん、現場で自ら手を動かしながら判断できる“自力”を研くことにも力を入れています。
私たちは「建築も経営も語れる職人」の組織を目指します。
そしてこれから、スタディハウスをきっかけにつながった全国の職人の皆さんと、未来を語り合える場をつくっていきたいと考えています。
シンケン/環境創機
迫 太陽さん
① ご自身の役割
2018年に環境創機へ入社し、空気集熱ソーラーの歴史を学び、メンテナンスも経験しながら、現在は「そよ風」の普及のための営業企画を担当しています。
各工務店の家づくりの流儀に空気集熱の思想をどう馴染ませるかに課題がありましたが、シンケンのスタディハウスが全国から注目を集めたことで活路が見えました。そこで私は、そよ風の価値を伝える営業活動と、スタディハウスの全国展開窓口という二つの役割を担っています。
② 日頃意識していること/大切にしていること
最初の接点で信頼されることを何より大切にしています。窓口である私との対話が、今後一緒に仕事をしたいかどうかの判断になりますから、誠実で具体的なコミュニケーションを常に心がけています。
住まいの価値は「理解」ではなく、「体感」によってはじめて腹落ちします。実際に視察や「そよ風セミナー」などに来られた工務店さまからは、体感後に「言葉だけでは分からなかった、空気の質の違いや温熱の心地よさが体感を通して理解できた」という声をいただくことが増えました。
その際には、そよ風の効果だけではなく、スタディハウスの設計思想(素材の使い方・施工性・コストバランス)もあわせて共有することで、単なる設備導入ではなく、家づくりの思想に共感いただけたことにより、納得して取り組みたいという反応につながっています。
③ 目指す理想像
太陽熱で温熱環境を整えながら、外部とのつながりのある伸び伸びと開放的な暮らしが当たり前になる社会を目指します。
その実現手段として、持続可能な社会に欠かすことのできない空気集熱ソーラーの魅力と思想を「住まいの形」にして具現化したのがスタディハウスです。
私はこの思想を、全国の工務店さまと共に、家づくりの文化として根付かせていきたい。さらにYouTubeを通じて、多くの方がまだ出合ったことのない“自然とつながる心豊かな暮らし”の価値を社会に届ける発信にも取り組んでいきます。
DX推進室
田中 翔大さん
① ご自身の役割
DX推進室発足から約3年、基幹システムの刷新(選定・導入・定着)を担当しています。部署ごとに散らばっていたデータを一元化し、新築からアフターまで一貫して使える仕組みを再構築することを目標に、日々取り組んでいます。
まず社内の基盤を整え、そのうえでスタディハウスに関わる同志工務店へ、社内で磨いた情報の一部を手間をかけずに提供できる仕組みづくりを目標に進めています。
② 日頃意識していること/大切にしていること
入社して15年、その間に大工・設計・営業・現場監督・プランナーとそれぞれの仕事を経験しながら建築の仕事をしてきましたので、プログラミングが得意な訳ではありません。ただ、各部署の課題や情報の滞留点は誰よりも知っている自負があります。
仕事の基本の“いろは”の中の「情報の共有」にあたる部分を整備して、量と質を高めていきたい。反復作業はデジタルに置換し、人が向き合うべき業務に集中できる環境を整えています。
部分最適のアプリ導入に留まらず、集客~契約~設計~施工~引き渡し~アフター~解体までを見通し、今後時代の変化にすぐ対応できる内製化した仕組みをつくることを意識しています。
③ 目指す理想像
まず社内データベースを一元化し、次に設計・現場・大工など多様な職能が使いやすい形へ整えることを目指しています。
全社員120人分の経験値を相互に活用できれば、組織の力は桁違いに伸びます。ほかのスタッフの情報を手に取るように使えるようになり、一人一人がより活躍できる会社を目指しています。
対外的には、スタディハウスの思想や空気集熱の知見や情報を更新し続けながら同志工務店へ届け続ける仕組みを確立したい。私たちは家づくりを探求・更新し、その成果を外へ開く——そんな仕組をつくることを理想として日々仕事に取り組んでいます。
家づくりの原点に立ち返り、自社の未来を切り拓く濃密な2日間。詳細は以下バナーから。
