熱伝導率０．０２２Ｗ／（ｍ・Ｋ）の断熱材「カネライトフォームＦＸ」

　カネカ（大阪府大阪市／東京都港区）とカネカケンテック（東京都千代田区）は、断熱性能で最高のＦランクとなる熱伝導率０．０２２Ｗ／（ｍ・Ｋ）を達成した高性能断熱材「カネライトフォームＦＸ」を販売する。建材トップランナー制度の押出法ポリスチレンフォーム断熱材区分で対象製品となるもの。

　「カネライトフォーム」シリーズは、独立した気泡構造を備え、小さな泡の中に気体を閉じ込めることで、熱の「対流・輻射・伝導」の数値を小さく固定し、結露を抑制する。断熱の大敵である水が入りにくいことから、断熱性能の劣化を防ぐことができる。さらに、フロンおよびＰＲＴＲ法対象物質の発泡剤としての使用を取り止め、ホルムアルデヒドも含まれないことから環境にも配慮。マテリアルリサイクルも可能で、グリーン購入法にも適合している。

　新製品となる「カネライトフォームＦＸ」は、従来の「カネライトフォームスーパーＥＸ」の輻射伝熱抑制技術に加え、高断熱性の発泡剤を高濃度に分散することに成功。「スーパーＥ－ⅠⅠⅠ」よりも約２０％、「スーパーＥＸ」よりも約１０％の性能向上を実現している。資料請求はこちら。